制作日誌1(きっかけ編)
10月30日にJizo inc. 1st EP「The Music of Chance」をリリースします!
この制作日誌では、自分が何から影響を受けて、
どんな風に作ったのか等を書いていけたらと思ってます。
今回はなぜEPを作ろうと思ったのか、何がきっかけだったのかみたいなことを。
【3月】
Track Cruising リリースパーティー
最高のパーティー。
自分は楽曲を送るというだけの参加だったので、運営の方を筆頭に、トラクル各位には大感謝でした。割と孤独な作業に分類されるであろうDTMやそれぞれの作品、人柄を通じて、繋がることができるってええことやなと月並みですが思いました。
ただ個人的には、どの出演者もきちんと「自分の」音楽をやっている中、人様の曲を雑に切り刻み、曲のようなものを作っている自分のダサさ、スタンス、そもそもの楽曲クオリティ等、とにかく自分はダサいなとも。
トラクル各位の活躍をSNSを通じて目にするのは、嬉しく誇らしくもあり、一方で自分の卑屈具合に拍車をかけたりもして。
それ以降、何を作っても全然楽しくない時期があり、私生活や仕事が割と充実していたことも重なり、このまま音楽作るのやめたりしてもいいなーと思っていました。
【5月】
信頼できるラッパーでクリエイターのOleくんから「EP出るよ!」と連絡。
Oleくんに曲を提供するのは、本当に毎回楽しく、今回のEP「Melt Life」もさすがやなーと思う作品でした。
この時期は、本や映画などから刺激を受けることが多かったです。(影響を受けた作品はまたまとめて紹介します。)
あまり音楽は聞いていなかったけど、SOFTという京都のバンドのデジタルリリースされた作品(作品自体は2018年のもの)にかなり食らいました。
京都で25年続くバンド。ほぼ自分と同い年。表現と誠実に向き合い、着実に積み重ねることの凄みを感じました。
自分もOleくんやSOFTのように誠実に音楽を作ろうと思い、とりあえずツイッターで宣言。
秋くらいにJizo inc.名義で作品を出します。夏が過ぎたらみんな聞いてくれ!!
— Jizo inc.(タケチ) (@jizoinc) 2020年5月28日
この時はまだコンセプトも何もなく、とりあえずやる!と決めただけでした。とりあえず、引くに引けない状況を作るか!みたいな感じです。
自分としては、誠実に一つの作品を納得の行く形でリリースすることに挑戦してみよう。という気持ちで今回のEPを作りはじめました。
(続く)